2009年度集中講義

本年度の集中講義の詳細はは以下の通りです。院生、ご興味のある研究員の皆様はご出席頂きますようお願い申し上げます。

 

<アメリカ文学特殊講義1>

【担当講師】 折島正司先生

【日時】 9月1日(火)~9月4日(金) 9:30-16:00

【場所】 関西学院大学上ヶ原キャンパス F号館309

【講義内容】 

今日のアメリカ文学批評に深い影響を与えた古典的な精神分析的研究書を精密に読解、あわせて、言及される古典的アメリカ小説を読むことによって、現代アメリカ小説研究の基本的視座のひとつを獲得する。
精神分析とアメリカ古典小説は、male paranoid gothicという共通のトポスをめぐる近代の言説装置であることを確認するために、以下のテキストについて、講義形式で要約と重要部分の訳読、解釈を行なう。
1~4   Leslie Fiedler, Love and Death in the American Novel
5~7   Eve Kosofsky Sedgwick, Between Men
8~10   Sedgwick, Epistemology of the Closet
11~14  Shoshana Felman, “Turning the Screw of Interpretation.”
15 試験
毎回その他の批評作品とブラウン、トウェイン、ジェイムズ等の古典的アメリカ小説を取りあげる。
適宜プリントも配布するが、下記の「テキスト」にあげた主要なテキストは、各自原本を用意していただきたい。

【テクスト】
Leslie Fiedler, Love and Death in the American Novel. (Dalkey Archive Press, 1998).
Eve Kosofsky Sedgwick, Between Men. (Columbia UP, 1985).
—–, Epistemology of the Closet. (U of California P, 1990).
Shoshana Felman, “Turning the Screw of Interpretation.” Literature and Psychoanalysis. (Johns Hopkins UP, 1982).

 

<アメリカ文学特殊講義2>

【担当講師】 大橋洋一先生

【日時】 9月8日(火)~9月11日(金) 9:30-16:00

【場所】 関西学院大学上ヶ原キャンパス F号館103

【講義内容】

現代批評理論、その概説と実践。20世紀から21世紀にかけての文学批評理論を概説し、特定の理論に依拠した分析の可能性と限界を探り、文学作品や文化作品に対する理論的分析の実践を試み、その有効性を考察する。
文学批評理論の入門書として評価の高いLois Tyson, Critical Theory Today: A User-Friendly Guideは、各章の前半で、理論を初歩から解説し、後半はFitzeraldの小説The Great Gatsbyに関する具体的な分析を提示している、つまり11の批評理論を紹介解説し、The Great Gatzbyを11の方法で分析するもので、初学者にも専門家にも有益かつ興味深い文献である。本講義では、この文献の内容に沿って第1章精神分析から第11章ポストコロニアル批評まで順次、講義形式によって解説したあと、主にThe Great Gatsbyの分析例を検討して、理論の適用の方法を確認し、その可能性について討論する。
なお批評理論の初歩からの解説を重視するか、具体例(The Great Gatsby)の分析の検討を重視するか、さらには可能な限り理論の解説と応用との間に扱いの差を設けないかは、参加者の関心と希望を考慮して決めることにする。ただしいずれにせよ、FitzgeraldのThe Great Gatsbyだけは、前もって丁寧に読んできてもらいたい。あとは特に予備知識は必要としない。

【テクスト】Lois Tyson, Critical Theory Today: A User-Friendly Guide. Second Edition (Routledge, 2006).
各自、第2版を、入手するのが望ましい。絶対に入手しなければならないということはない。

 *講義内容、テクストに関しては、シラバスからの抜粋

 

 院生会代表

D2 磯部祐実子

D2 岡本晃幸

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